いざという時の行動

とあるレッスン終了後のこと。

帰宅する受講生を見送るために待合室(スクールの出入口そば)に向かうと

30分以上も前に外国人講師のレッスンを終えた小学生の子たちが2人残っていました。

どうしたのかと私が思っていると1人の子がどこか罰悪そうに話しだします。。。

小学生①:(待合室にある)花びんを倒してしまいました。

(するとすかさずもう1人の小学生が・・・)

小学生②:花びんは割れていないし、水はこぼれたけど拭きました。

【確かに、花びんも生けてあった花も何も変わったところは無く、水も全くこぼれていません】

その後しばらく2人の話を聞いて概要は次の通りです。

小学生①が何らかの理由で花びんを倒してしまい水をこぼしてしまった。

(掃除は完璧に行う)

小学生②は①に「起こったことをきちんと先生に言ったほうが良い」と助言。

①はためらう。

レッスン終了後本来ならばすぐに帰宅すべき②は帰りが遅くなりそうなことを含めて

お母さまに電話で相談。

お母さまから「そういうことなら一緒にいてあげなさい」とアドバイスを受け実行。

そして2人は待合室で起こったことを正直に伝え、また謝るために私のレッスンが終わるのを待っていたのだそうです。

私はこの2人の行動にただただ驚き、そしてとても嬉しく思いました。

自分が何かやらかしてしまった時、それを正直に伝えることができるひとが

一体どれだけいるでしょうか。

おそらく①さんは初めは伝えるのをためらったのではないかと想像します。

怒られるかもしれない。

見た目は何があったか分からないのだから、そのまま何もなかったことに出来るのではないか。

そう考える子ども、いや大人だって少なくありません。

その①さんの複雑な気持ちを察してか一緒にいて支えてあげることにした②さんもすごい。

「きちんと正直に言った方がいいよ」

その言葉だけでなく、自分が何をしてあげることが一番良いのかを判断できたその瞬時の対応力は大人の私も大いに学ぶところがあります。


あるSNSで次のような文言を目にしたことがあります。

Lies might fix today but they break tomorrow.

(嘘は今日をうまく繕ってくれるかもしれないが、

結局は明日(将来)を壊してしまう)


その場を何とかごまかしたい。

そんな場面に出くわすことは誰にだって必ず1度は訪れるでしょう。

その時に、その「いざ」という時にどのような行動が取れるか。

とても難しいことをきちんと実行できた今回の小学生2人には称賛の思いしかありません☆





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